整形外科の看護師の知識は何が必要？

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整形外科の看護師の知識は何が必要？

整形外科 看護師の知識はどんなことが必要なのかを一緒に考えていきたいと思います。

整形外科 看護師の知識と言えば？その使いどころは？

整形外科の看護師に必要な知識とは何でしょうか。

整形外科には手術はつきものですので、一般的な術後の管理、点滴や注射の与薬の知識、バイタルチェックの知識は必要です。

そのうえで整形外科の専門的な骨や関節・神経・筋など体中すべての部位の運動に関連する知識が必要です。例えば解剖生理はもちろん、可動域や神経走行などは基本です。

整形外科の患者さんは先天性骨疾患の赤ちゃんから怪我の若者や、骨折の高齢者など幅広い年齢層がおられることも特徴です。

患者さんによってどの程度のリハビリが必要か、この患者さんで気を付けることは何なのかを考えながら日々の看護業務にプラスして、アセスメントする力が必要です。

この人はどこまで体を動かすことができるか、どのくらいまで動くように援助したらよいか。可動域、骨・筋肉、術後の状態等たたきこんだ知識すべてをフル活動して看護にあたります。

また整形外科は特に治療についての知識を患者に与える役割があります。一方的に知識をつかって看護をするだけではだめなのです。

整形外科の術後は特に高齢者であればＡＤＬが１段階下がるといわれています。もちろん、リハビリを頑張って元通りの生活に戻れる方もおられますが。

車椅子だった人が歩いて退院できるのはなかなかできるわけではありません。またもともと一人で歩けていた人も杖が必要になったりと元の生活に１００％戻ることは難しいです。

その生活様式が変化する中でどのように今後過ごしたらよいのか、何に注意したらよいのかの知識を患者さんにきちんと指導し、理解をしてもらわなければなりません。

患者さんや家族に説明するには自分自身がしっかりと理解をしていないと説明はできないのです。

そのために整形外科の看護師は深い専門的知識が必要となります。

整形外科 看護師の知識を取得するには

整形外科の看護師に必要な知識はどのように取得していけばよいのでしょうか。

看護師という立場上自己研鑽とは切っても切り離せませんよね。前述したとおり看護師は整形外科で勤務するにはたくさんの知識が必要です。

ただ整形外科の看護師が知識を得る場所はたくさん確保されています。

ひとつは各出版社が出している本や雑誌です。特に雑誌は科に特化した看護師むけの雑誌もあり新人看護師や異動してきたばかりの看護師には入りやすいものだと思います。

その他は研修などです。民間企業が運営している研修や看護協会が主催している研修など様々です。

ただ民間企業のは１万円前後だったり、都市部でしかしていなかったりちょっと高額ですが・・・とても分かりやすいです。

ただ、整形外科の本や研修といっても自分の勤めている病院では扱っていない手術や疾患が含まれていることも多くあります。

自分に必要な知識は何なのかを考えて選択していくことが必要ですね。

私は雑誌購読や研修も行っていましたが、一番ためになったなと思ったのは自分の病院の整形外科医師が病棟看護師のために主催してくれる勉強会でした。

実際に扱っている疾患について勉強できるし、疾患だけでなく装具の違いや術後リハビリについてなど様々なカテゴリーで勉強会をかわるがわる医師がしてくれました。

なにより医師が何を求めているのかもわかり一番身になったなと思いました。

同じようにされている病院も多くあるみたいですが、実践されていないところがあれば医師も巻き込んでのいい機会ではないでしょうか。

普段聞きにくいことも質問できてとてもオススメです。

整形外科 看護師の知識を活用するために

前述してきたように一般の看護師の知識に加えてたくさんの整形外科の専門的な知識が必要ですが、すべて勉強することは困難です。

「こんなに専門的なこと、覚えられない！！」と不安なこともあると思います。

しかしもちろん専門的な知識は必要ですが、病院によって必要な知識は異なります。

例えば下肢を専門としている病院では頸椎の術後をみることは大変まれです。

私自身以前下肢疾患を主に扱う病院に勤めていましたが、頸椎・脊髄に関しては全然知らずに何年も看護師をしていました。

同じ整形外科なので、外部の医師を呼んでの手術などもありますので絶対にないとは言い切れませんが、まれな疾患を勉強するのではなく優先的に多い疾患や術後の知識を増やしていったらいいのです。

疾患だけでなく、回復期病院に勤める場合は術後のリハビリの知識が豊富に必要ですが術後のＡＤＬや安静度の知識はあまり必要ありません。

このように自分に必要な知識は何なのかを考えて知識を得ることが必要であると思います。

勤務先がどういった職場で、どういった知識が必要なのかを調べた上で職場を探すことをおすすめします。

実際には調べにくい、どんなことをしているのか分かりにくいなどありましたら、コンサルタントが相談にのってくれますよ。

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