整形外科の看護師が資格をとるなら何？資格ではない奥の手とは？

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整形外科の看護師が資格をとるなら何？資格ではない奥の手とは？

整形外科の看護師が資格をとるならどういった資格がいいのでしょうか？

また、資格ではない専門性の高め方とはいったい何でしょうか？

順を追って説明していきたいとおもいます。

整形外科 看護師の資格の基本と応用！？

整形外科 看護師の資格は何が必要でしょうか。もちろん看護師になるための看護師国家資格は必要不可欠です。

では、整形外科の看護師としてとれる特殊性のある資格はあるでしょうか。

日本看護協会の認定看護師や専門看護師において整形外科の分野は残念ながらまだありません。

しかし、「整形外科」に特化した資格はありませんが、整形外科は年齢層も幅広く、療養環境は病院だけにとどまりません。

日本看護協会の「老人看護専門看護師」や「在宅看護専門看護師」、「家族看護専門看護師」などももちろん整形外科領域で専門性を発揮することができる分野だと思います。

整形外科分野だけに特化せず視野を広げて考えてみることも大切です。

整形外科 看護師の資格で専門性の高いものは

整形外科の看護師の資格で日本看護協会が認定した整形外科の専門的な資格はありませんが、学会認定の資格はいくつかあります。

運動器看護師

ひとつは日本運動器看護学会認定の運動器看護師というものがあります。

運動器看護師は運動器の分野において高い看護知識・技術を有する人を育成し、実践の現場の看護の質を高めることが目的としてつくられたものです。

またそれにともなって職場において看護師の指導・育成をし、運動器分野の医療の発展の役割をになうことができるようにります。

運動器看護師の役割としては主に実践・連携・指導となっています。

専門的な高い知識と技術をもって看護を提供します。

運動器看護師になることで知識の幅が広がり、それに伴って患者さんに対する看護の幅も広がるといえます。

受験条件としては日本運動器看護学会の会員であることと、看護師として５年以上の実務経験が必要です。

また、整形外科・脳神経外科・リハビリテーション科などのように運動領域を扱っている医療機関での実務経験も３年必要ですので、専門性が高いです。

しかしこれはクリニックでも可ということなので、様々なところで働く整形外科の看護師が目指すことができると思います。

受験条件を満たしていることと、日本運動器学会が開催している指定の講座を受講したことで試験を受験することができ、試験→合否発表というかたちになります。

日本看護協会の専門看護師・認定看護師は実習等ありますが、こちらの資格は講座受講が主な印象があります。

費用は約２０万円。また取得までの期間は約１年とされています。

しかし、講習は有効期限の５年以内であれば各コースを数年かけて受講してもよいとされているので、短期で取りたい方も、少しずつの時間で取りたい方も選択できます。

２０１３年に始まったばかりの資格ですので、あまり知られてはいないですが、整形外科の看護師としてのステップアップの資格になるのではないでしょうか。

リハビリテーションセラピスト

もう一つは整形外科 看護師の資格で日本運動器科学会のリハビリテーションセラピストという資格があります。

セラピストの研修会を受講する条件には常勤指導医（日本整形外科学会の専門医であり会員であること）が所属する医療機関に勤務している運動器リハビリテーション従事者であることで、これに看護師が含まれます。

受講費用は13000円です。セラピスト研修会で講義を受講し、認定をうければリハビリテーションセラピストの資格がもらえます。

リハビリテーションの知識や技術が身に付き、専門性がアップします。

また、リハビリテーションセラピストは診療報酬に加算されるそうで、看護師以外のマッサージ師さんなども取得される方が多くいるみたいです。

リハビリテーションの専門的知識の幅を広げ患者看護の幅を広げるだけでなく、診療報酬もアップできる有効な資格といえます。

整形外科の看護師にとってリハビリテーションは必要不可欠なものです。よりスキルアップのために資格を取得することはモチベーションにもつながるのではないでしょうか。

整形外科 看護師は資格だけが、専門性を増す手段ではないですよ！？

整形外科の看護師が資格をとりたいと感じるのは、整形外科の看護師として専門性をあげたいと思っている方が多いのではないでしょうか。

認定看護師や専門看護師の資格もありません。ですが整形外科の看護師としてステップアップをするのは資格だけではないと思います。

例えば、「今働いている病院で特殊なリハビリを必要とする患者さんを受け持った、もっとリハビリを勉強したい。」と思えば、勉強して資格をとることももちろん素晴らしい選択肢ですが、リハビリを専門とした病院に移るというのも一つの選択肢だと思います。

また、「脊髄の術後のスペシャリストになりたい。」と思えば脊髄を専門としている病院や、一歩違う角度から低侵襲の最先端のＯＰをしている脊髄の病院に行ってみたら、また違う世界がみえて専門性が増します。

病院が違えばしている看護や提供している技術は違います。

または資格は持っているけど、発揮されていない気がするという整形外科の看護師さんもおられるのではないでしょうか。

例えば私の知りあいの看護師でＰＴの資格をもっている人がいましたが、彼女の勤めているところは超急性期で術後のリハビリにはほとんど介入できておらず、もったいないなと感じていました。

自分のもっている知識・技術・やる気を最大限に発揮できる病院で働くことがやりがいにつながるのではないかと思います。

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